2008年
2006年

このページは、天野画廊の画廊主・天野和夫の、きわめて個人的な出来事を綴ったものです。
画廊の仕事が、一見個人的であるにもかかわらず、社会的な機能を果たしているありさまを、
おわかりいただけるかと思います。
自他ともに、プライバシーには慎重に配慮いたしますが、うっかりと逸脱している場合は、すみ
やかにお叱りのお言葉をお願い申し上げます。                天野画廊 天野和夫

画廊主
   の
独り言
お叱りのお言葉,ご意見など
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2009年1月

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2005年
2007年

いよいよ国会での激突が始まった。補正予算とセットにされた定額給付金の審議が、通るかどうかで
麻生内閣の命運が決まる。これが、同時に、自民党政権の終焉も意味する。麻生内閣が発足して、
3ヶ月を経て、やっと具体的な政策の是非が、国会の場で審議されるにいたったわけだが、国内外の
深刻な情勢に機敏に対処したとは、とてもいえないスローぶりだ。麻生内閣に政策立案能力が欠如
しているとしか、言いようがない。
さて、自民党の命運がかかった今の状況を、幕末の政治状況にたとえる人がいる。野党の面々のみ
ならず、自民党の小池百合子も、今が幕末そっくりであることを認め、マスコミに自分自身を篤姫にな
ぞられているのに、まんざらでもなさそうな顔をしている。幕府が崩壊するシナリオを承知した上での
反応なのだろうか?
昨年末までは、口を濁していた政治評論家の多くも、年が明けてからは、いっせいに保革逆転を口に
し始めた。それはなぜなのか。
ことここにいたって、ようやく本質が見えてきたのだ。リーマンショックがあるなしにかかわらず、バブル
崩壊後、日本の企業の内部留保金は、かなり潤沢になった。合理化と人件費の切り下げによるもの
だった。それは、二度にわたるバブル崩壊を経験した企業の、学習効果の結果でもあった。だが、その
結果、国民の生活水準は、低く抑えられたままで、内需拡大には結びつかなかった。必要以上の内部
留保金を蓄えた理由は、企業の論理以外に、政治不信(個人のではなく、企業が国に対して)がある。
いわば、保革逆転に備えて、体力を温存しているのだ。もっと言えば、保革のどちらに乗っかれば生き
延びることができるのか、思案していたのだ。だが、もう答えは出た。企業連合は、幕府を見限って、薩
長連合についた。幕府はいまや、裸の王様だ。明治維新ならぬ平成維新は近い。
平成維新達成後にやるべきことは、ひとつしかない。企業の内部留保金を元に、所得の再配分をするこ
とだ。年金や税制もすべて、この再配分を実現するための手段になる。こうして内需が拡大すると、それ
まで弱かった円が、国際市場で強い円にかわる。原油価格暴落後の、安い資源価格が、日本経済を大
きく後押しして、数年のうちに、日本が世界経済のけん引役になるだろう。
渡辺喜美氏が、昨日、麻生内閣に7か条からなる喧嘩状をつきつけた。どうやら自民党の中から、30人
は彼に合流するらしい。いよいよ幕府崩壊の幕はおちた。

平成維新なるか

1月6日

超大国アメリカの指導者が、ブッシュからオバマに代わった。昨日の就任演説は、確かに歴史の転換に
ふさわしい格調高いものだった。だが、熱狂する人々にひきかえ、ニューヨークの株価は、一気に値を下
げ、8000ドルを割ってしまった。日本には「ご祝儀相場」というのがあるのだが、アメリカにはないらしい。
前途多難を思わせる。株のことはよくわからない。
不思議なことが、まだある。麻生首相がなりふり構わず通そうとしている第二次補正予算が、いま参議院
で審議中だが、2001年の消費税導入をめぐって、野党だけでなく自民党内でも異論を唱える人が多く、
百家争鳴の状態だ。深刻な混乱を尻目に、首相自身は消費税導入を明記することを、頑として譲らない。
どこまで意地を通すつもりかわからないが、そうまでしてこだわる理由はどこにあるのだろうか?本当の
理由が知りたい。
不思議なことの3つ目。横綱朝青龍が、進退を賭けて出場した初場所だが、稽古総見で見せた衰えは、な
んなのだったかと思うほどの快進ぶり。21日まで全勝で、引退どころか、優勝を狙うほどの勢いだ。場所前
まで、否定的な見解だった識者すべてが、続々と予想を翻している。素人のわれわれは、ただ驚くのみ。
一体どうなっているのか、だれか説明してほしい。

3つの不思議な出来事

1月21日

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